変換辞書をネットワーク共有するフリーの日本語入力システム「Social IME」が登場!

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2009年02月23日 22:01
変換辞書をネットワーク共有するフリーの日本語入力システム「Social IME」が登場!
慶應義塾大学理工学研究科が開発した無料の日本語入力システム「Social IME ~みんなで育てる日本語入力~」が20日、一般公開されました。変換辞書がネットワークで共有されるのが特徴で、対応OSはWindows XP/Vistaです。
普段はATOKを愛用しているのですが、職場では導入されていないためMS-IMEを使っていたので、職場のパソコンに入れて使用してみました。とりあえず「あ」と入力してみたところ、このようなウィンドウが表示されました。変換の操作はしていないので、これが予測変換ですね。

「Social IME」1 「Social IME」2

いろんな人が入力したのが辞書になるため、専門用語やオタク用語など、難読でマニアックな固有名詞に強いのが特徴でしょうか。いい例が思いつかなかったので、とりあえず「ジョジョの奇妙な冒険」を出してみようと思ったところ、「じょj」までで予測変換に登場しました。これで下キーを3回押せば入力完了です。「じょじょ」で変換すると、変換候補にも現れました。

「Social IME」3 「Social IME」4

プレスリリースで変換できるとされていた「涼宮ハルヒ」を試してみたところ、なぜか予測変換は全て「鈴宮ハルヒ」と誤っていました。これは誰かが学習させたのでしょうか・・・。ちなみに作品名をフルで「すずみやはるひのゆううつ」と入力し、変換してみたところ・・・見なければよかった感じに。それにしてもジャイアニズムって・・・間違ってはいないかもしれないけれど・・・。

「Social IME」5 「Social IME」6

顔文字もいろいろ揃っているようです。わたしも愛用している「オレンジの顔文字辞書」に含まれるものや、2ちゃんねるでよく使われる顔文字もありました。PS3を占拠したりしたののわさんなども入っていました。わたしが愛用するものは一通り最初から含まれていたので、少し嬉しかったです。

「Social IME」7 「Social IME」8

フリーでよくもここまで、と思うところです。少し使ってみて、気づいたちせ的問題点をいくつか上げてみたいと思います。

まず、キー操作がMS-IME標準のみであるということ。MS-IME操作(↓で変換候補・Shift+←→で文節変換)に慣れている方はすんなり受け入れられると思いますが、ATOK操作(↓で確定・←→で文節変換)などに慣れている方は少ししんどいかもしれません。

2つ目は、予測変換や変換候補に句読点や閉じ括弧などが勝手についてくることです。ありがたいこともあるかもしれませんが、統一が取れない原因になる可能性があるかもしれません。

3つ目は、仕事で使う際、とても特殊な文字列を入力した場合、学習結果がネットワークで共有されることによって、偶然見る方がいるかもしれない、ということですね・・・。どの程度で学習され共有されるのか、いまいち分かりませんが・・・。

4つ目は、変換候補ウィンドウが表示されるのが遅い時があったり、アプリケーションによるのか、変換候補がカーソル位置ではなく画面右下で固定されたりするなど、動作に多少問題がある感じがしました。

まだまだ改善の余地はあるかと思いますが、MS-IME操作に慣れていて、変換精度に物足りなさを感じている方には、もしかすると快適な環境になるかもしれませんので、ぜひお試しを。わたしも職場PCでしばらく調教してみようと思っています。

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